オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
「あんた、ジュン君とこに何回外泊してたの?
まさか今までなにもなかったわけ?」
「だってさ……ジュンは一番大切な人だから。
今までウチらキスも我慢してたんよ。
でも……
あとひと月ちょいでウチら高2じゃん?
だから、1年の思い出にって思って。
そういうマリリンだって、ナル君とうまくいってんじゃん!
もうお互いの家族にも紹介済みって、どんどん公認カップルまっしぐら。
もち、明日はナル君にあげるんでしょ!本命チョコ?」
ユリがニヤニヤしながら見た先にいたマリリンは、手作りチョコ用の材料や道具を販売するコーナー。
マリリンは少し頬を染めながらツンとそっぽを向いた。
「わ、私はただのお義理だわ!つまらない邪推をしないでちょうだい。
今後のために練習を兼ねて作ろうと思いついただけよ!」
照れて本音を言わないなんて、マリリンらしいや。
あたしはみんなと離れて、手作りチョコキットを買った。
明日ナギに渡す、最初で最後のチョコを作るために。
あたしはだめだから、みんなには幸せでいて欲しいな。