彼と私の言えない秘密
かなり興奮気味の流海に肩を貸して、私は和真を睨んだ


キョトンとした顔の和真だが、周りに女子達がいて、なかなか抜け出せない


ま、抜け出されてコッチに来られても困るし


「さ、流海、帰ろう」


私は和真のニッコリをまともに受けたと勘違いした流海を校門から少し離れたところまで歩かせた


「ね、愛羅〜東條くん見た?カッコイイでしょ?中学ん時、ファンクラブあったんだって!凄くない?アイドルみたいだよね〜」


ダメだ…完全に和真にボケてる


「そう?生徒会長も良くない?」


「え?愛羅って生徒会長がタイプなの?じゃあ応援しちゃう!愛羅も私と東條くんの恋を応援してよね」





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