彼と私の言えない秘密
言いたいことは言ったし、もうこれ以上一緒にいると…先輩のペースになっちゃうよ


「行くぞ!」


半ば強引に手を引かれる


(あっ!まだ手を繋いでやがる…愛羅もイヤがってるような…ファーストフード店で何かあったのか?ってか今からドコに行くんだ?もう昼過ぎたし、帰ろうって言えよ!俺、尾行、向いてねぇんだよ)


ドンッ!


「チッ…ちゃんと前見て歩けよ」


「あっ!すみません」


(あ、あれ?アイツ等ドコ行きやがった!コッチか?いや…アッチか?)


(ゲッ!マジかよ…見失っちまった…)





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