彼と私の言えない秘密
放課後、部活に出るのもかったるい


俺は部活をサボることにした


イラついている俺を更にイラつかせるヤツが前からやってくる


「東條〜、なぁって…愛羅ちゃんに会わせろよ〜」


「うっせぇ…」


「いいだろ?減るもんじゃねぇし。愛羅ちゃん良いよな〜小さくて…いきなり抱き締めてキスとかしちゃったりさぁ〜」


俺はあと少しで白川を殴るところだった


立ち上がって、右手の拳に力を入れた瞬間、またしても止めたのは…


「東條…」


「長谷川…何だよ」




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