彼と私の言えない秘密

ショック

もし、俺の目の前に立っているのがあの人なら…


間違いない


「先…輩…」


この時の俺の表情は、自分でもわからない


ムカついてどうしようもない怒りの感情と、どうして先輩なんだという悲しみの感情が入り交じっている


気持ちは先輩の側に行きたかったが、実際、俺の足は一歩も動かず、近付いて来たのは、申し訳なさそうな表情の先輩だった


長谷川はドコまで知っているんだろう


目で長谷川を探すと、先輩の隣に立っていた


そうだよな、お前は先輩の親衛隊


あの時も、先輩に言われて愛羅を呼び出し、裏口で見張っていたんだろうな…


先輩はゆっくりと近付いてきて、俺に話しかけた


「和真、話がある」





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