彼と私の言えない秘密
「何かワケがあるんでしょ?そっとしとけば?バレたらその時、助けてあげれば?高杉生徒会長!」


「お前、本当にクールだよな?」


「悪い?」


美那が俺を横目で睨む


こんなんで告白したら、玉砕して消えそうだよ


「美那はその…好きな奴とかいんの?」


「またその話?」


俺は、立ち上がろうとした美那の腕を咄嗟に掴んでしまった


この告白を最後にするつもりで決心してココに来たんだ


今、逃げられたら、もう二度と告白なんて出来ねぇ


「美那…俺…昔から…」





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