彼と私の言えない秘密
「私はさっき誘われたから行かないワケにはいかないかな〜なんて(笑)」


少し照れ気味の春奈


「良かったね!後で何したか教えてねっ(笑)」


私は多少、無理に笑って春奈を応援した


周りからキャーキャーと悲鳴に近い声がする


「今日は年に1度、恋人が出来るか出来ないか…だから皆、必死なのよ」


「そうなんだ〜」


私は周りを見ながら頷いた


「だってうちの学校、隣に男子が山程いるのに知り合うところが登下校のみなんだもん…皆、この日のラブエリア狙いなのよ」





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