彼と私の言えない秘密
「春奈、スゴ〜イ」


私は小さく拍手した


何でも知ってるね〜


「あ、雅也から聞いただけ(笑)」


「それでもスゴイよ!さすが雅也くん。先輩の従弟だね」


私は周りで飛び交う告白シーンを見て、ドキドキしていた


この中から何組のカップルが出来るのかなぁ?


すると突然、黄色い声が響く


皆の視線の先には先輩がいて、舞台に上がってマイクを持っていた


『そろそろ30分経ちましたが、ラブエリアへ行くパートナーは決まりましたか?年に1度のこの機会に、勇気を出してみてください』





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