アライブ
三人の若い男たちは、地面に転がりながら痛がっていた。
『い、一体何が…』
修二は暗闇から近づいてくる気配に目をこらした。
『大丈夫か、修二?』
暗闇の中から姿を見せたのは亮だった。
『亮さん!!』
修二の顔から笑みが零れた。
『追いつけて良かった…』
亮も修二たちの姿を見て笑みを零した。
『でも、どうしてここに?』
修二がそう言うと、亮は鼻で笑った。
『俺は政府でも四季神時也の味方でもない。俺は修二、お前の味方だからな』
亮はそう言って、誇らしげな表情を見せた。