高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
ポチについていく
「うちの親はついてるの?」


「もう昨日からお泊まりだよ。
俺なんて仕事してんのに
あいつら楽しんでるんだよ。
なんかさ俺ら働いてんのに
ニコニコして見てんだよ。」

ポチパパが大げさに
言った。


「健太、おまえも少し働け。」


「バイト代くれる?」


「おまえもいつか
ここで働くんだぞ。」



「あ、そっか!!
俺もここの跡取りだもんな。」



「それまで
とうさんがつぶさなければな。」



「あ~それは困る。
ここって学校とかあんの?
やっぱ遠いんでしょ?」


「学校って?
おまえが来るのはまだ先の話だよ。」



ポチパパが笑った。
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