高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
それから
ポチが私の手をとった。


「もう堂々として生きる。」


「まだ、堂々は無理よ。
ポチが18歳になったらね。」


「飛び越したいよ。」



「そうだね。くみもそう思う。」



外は真っ白な粉雪が降っていた。



「キレイ・・・・
街でみる雪と違うよね。」


「それはきっと
俺たちが幸せだからだよ。
俺さ・・・・
今感動してんだ。
くみちゃんをずっとずっと
見つめて来た、
長かったって・・・・・」


ポチは真剣な顔つきだった。
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