高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「じゃあ、私を救ってくれる?」


「救うって?」



「健太が私をもう一人の女に
してくれればいい。」


「もう一人の?」


「そう、あの人ずるい。
健太を一人占めで。」


「私は健太の彼女だと思ってたのに
明美や…ほかの人が
いたんだもん。
どうしてあの人だけが
健太の心を一人占めするの?
おばさんじゃん。
ナベはきれいって言ったけど…
御世辞だよ。」



「いいんだよ、彼女の事
おばさんでもブスでも
何でも言って。
俺が世界で最高だと思ってる。
それが大事だし・・・・
ごめん、ほんと・・・
彼女は違うんだ・・・・。
また怒らせるけれど
ウソついても…どうせわかるし」


「どうしてあの人は
違うの?」


睦美は俺の胸に顔を埋めた。
< 307 / 485 >

この作品をシェア

pagetop