高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
外まで二人を見送った。

睦美が私に耳打ちした。


「素直になってみる。」

「ガンバ!!」
背中を押してあげた。


「じゃあ、月曜日な。」


「おう、おまえに会えないと
なんか寂しいって俺マズイかも?」
渡辺がウインクした。


「キモイな~
俺にはくみちゃんいるから
やめてくれよ。」



「じゃ、またね、くみさん。」


「うん、またね。」



二人は歩き出した。

渡辺の手を睦美がとった。



二人は指をからませて
暗闇に消えて行った。


「幸せになろうね。」


睦美につぶやく。
< 367 / 485 >

この作品をシェア

pagetop