高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
ポチ~side 7~
予定日が過ぎても
コポチは産まれない。


俺は学校に行くのが怖かったから
なんとか夏休みに突入する
明日以降に産まれて欲しいと……



今日は終業式・・・・



「生まれる兆候はないから
学校行って。
もう毎日そう言ってるけど
もし陣痛来たって大丈夫よ。
タクシー乗ってくし
早目に行くから。」



「俺、絶対立ち会いたい。」



「コポチがそうしてくれるといいね。」



「行きたくない、
今日はマジ行きたくない。」


「昨日もその前も
そう言ったけど大丈夫だったよ。」


くみちゃんを抱きしめる。



「なんかあったら
すぐメールするね。」



「飛んでいくから。」



俺は羽が欲しいと思った。
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