高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
結婚式は・・・・
と言ってたくみちゃんは
ブライダルフェアにくいついた。


一番見とれていたのが
真っ白なドレスと白無垢

カクテルドレスは
空の色のような青を選んだ。


「私ならね~~~」

くみちゃんは楽しそうだった。

その時ホテルの人が
「着てみませんか?」と言った。


「いえ、ただ参考にって
見てただけでですから。」


「実はですね、広告を出したいんです。
ブライダルフェアにいらして下さった方々に
お願いしようと、お客様理想的なんです。
広告料として着付けヘアーメイクさせて
もらえませんか?」

名刺には支配人と書いてあった。


「俺たち、6時から
ここでディナーの予定なんです。
間に合いますか?」


くみちゃんが着てみたそうだった。


「広告って?」


「新聞の折り込みとポスターと
パンフレットに・・・
時間は間に合わせますから
なんとか……モデルさん並みで
なかなかお目にかかれないので……」


「ポチ、まずいでしょう?」

「わかりました。
やらせてもらいます。
どうせもうばれたっていいじゃん。」


俺の愛したくみちゃんを
お披露目するのには
さいこーの場だよ。
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