高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
最後に映し出されたポチの顔に
幸志朗が反応した。


「パパ」
指をさしてパパと連呼した。


私はお菓子を持たせた。

幸志朗はまたしずかに
おかしに夢中になった。


「卒業生が退場します、大きな拍手で
送ってください。」


音楽に合わせて
退場してきたポチが


「幸志朗!!」と叫んだ。


お菓子に夢中になっていた
幸志朗は

「パパ。」と私の膝から
飛び降りて
トコトコポチに向かって
歩き出した。



みんなが唖然として見守る中
幸志朗を抱き上げて


「俺の息子で~~す。
大島 幸志朗です!!
今日入籍しま~~す。」


どよめきが起こった。


ポチは知らない顔で私に手を振って
幸志朗を抱いて退場して行った。


私の心臓はドキドキして
壊れそうだった。
< 475 / 485 >

この作品をシェア

pagetop