汚れた街の汚れなき天使





「お兄ちゃん~来たよ」



いつもの様に扉を開けるとありえない人間が立っていた。




はぁ……。


2日連続厄日かよ。


昨日はあの子に会っちゃうしさ、今日は……何で達也???





しかも今さら???



「何勝手に人の病室入ってる訳??」



「なぁ……俺のせいか?随分変わったな」



しかも人の質問はシカト!?

突然現れて変わったなってあんたのせいに決まってんじゃん。





「当たり前だろ?忘れる為には遊ぶこと位しかなかったつーの」





って……これじゃまだ達也の事忘れられてないみたいじゃん。





「まりあって覚えてるよな?あいつがいきなり尋ねてきてさ」



「で?良かったな??魅力のある女にまた会えて」




何なんだよ、一体。



そんな事を伝えるためにわざわざ来た訳??





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