大好きなアナタ×大嫌いな「あなた」
――昼休み。
「し、慎!!!」
「り、く?」
慎が、驚いた顔で私の顔を見る。
それもそうだ。


あの日から
慎と話していない。一言も。


気持ちを整理するのは、楽だったのだが…いざ伝えるとなると震えてしまっていたのだ。




「あのさ、ちょっと屋上にき、来て!!!」


…断られるかな?
それは、しかたないけど…



…やっぱダメ?




「…わかった」
「よかったぁ。」
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