KISS OF LIFE
頭のうえの淳平は恥ずかしそうに微笑むと、
「俺の方が、何倍も愛してる」
と、言った。

不意打ちだ。

けどこんなにも、この人が好きなんだ。

「淳平、大好き…」

そう言ったあたしに、淳平は微笑んで答えてくれた。


まぶしい光とほこりっぽい匂いで目が覚めた。

あ、ここは資料室か。

寝起きの頭でそんなことを思った。

あたし、寝ちゃったんだな。

そう思いながら、あたしを抱きしめている腕の主に視線を向けた。

「まだ寝てるし…」

スーッと寝息を立て、淳平は夢の中にいる。

寝顔がめっちゃかわいい。

本当は携帯電話に収めておきたかったけど、それはデスクのうえだ。

って言うか、早くここを出なくちゃ。

そう思った時、ガチャッとドアが開いた。

「あっ…」

ドアを開けたご本人と目があった。

この展開、すごく大変じゃない?
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