♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~
アキラ…サイド…



アキラサイド。


兄貴の部屋が騒がしい。


一階リビングに居た俺は階段を見上げながらトイレに入った。


ガチャガチャ…。

は?
俺、入ってるんだけど?


トイレから出た俺はそこに居た女を思いっ切り睨んだ。


女は、俺を見詰めて動こうとしない。


ゆっくりトイレ出来なかった俺は苛立っていて、


「どけて。」


だけを言って階段を登った。


兄貴の連れだろう…。


始めはそんな風にしか思わなかった。


兄貴の高校の文化祭に行けばあの女は、メイド服なんか着てさぁ~。


でも、愛想笑いも出来ねぇの!



< 54 / 77 >

この作品をシェア

pagetop