♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~
「忠…。俺、アリサの事…。」
「好きになったのか?」
言いかけてやめた言葉の続きを忠は言った。
その言葉にドキッとした俺は慌てて、
「なんで、わかったんだよ?」
「何となくだけど?最近のお前見てたら!」
そうだったのかよ…。
俺自信、自分の気持ちに気付いていなかったのに…。
忠にはそう見えていた事が少し恥ずかしくなった。
「兄貴も…。アリサの事。」
「マジかよ??兄弟で三角関係?」
ハァーー。
大きな溜め息を吐いて前髪をかき上げた。
「有り得ねぇ…よな。」