♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~
兄貴とは昔から仲良い兄弟だった。
アリサの事があって気まずくなるのは目に見えていて…。
「なぁ?忠、お前だったらどうする?」
「ん?俺?俺だったら…兄貴でも手加減しない!」
忠らしい答えだよな。
部屋に置いて来たアリサが気掛かりで仕方ないけど…今は自分の気持ちを整理したかった。
アリサが部屋で俺を待っていたらこの思いを伝えよう…。
立ち上がった俺は忠に向かって、
「賭でもしてみるわ!」
そう言って、自分の家に戻る事にした。
正直、アリサが待って居てくれたらな…。
そんな気持ちでいっぱいだった。