♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~



兄貴とは昔から仲良い兄弟だった。

アリサの事があって気まずくなるのは目に見えていて…。


「なぁ?忠、お前だったらどうする?」


「ん?俺?俺だったら…兄貴でも手加減しない!」


忠らしい答えだよな。


部屋に置いて来たアリサが気掛かりで仕方ないけど…今は自分の気持ちを整理したかった。


アリサが部屋で俺を待っていたらこの思いを伝えよう…。


立ち上がった俺は忠に向かって、


「賭でもしてみるわ!」


そう言って、自分の家に戻る事にした。


正直、アリサが待って居てくれたらな…。


そんな気持ちでいっぱいだった。



< 66 / 77 >

この作品をシェア

pagetop