♪わがまま姫が恋を♪~中学生に一目惚れ~



ケンはいつからか、あたしのお兄ちゃんみたいな存在になっていた。


好きだって、言われても…いざって時はあたしの事を一番理解してくれて、いつも助けれてる。


心がスッキリしたあたし。


その答えはケンが教えてくれた。


あたしは勢い良く家を出て、アキラんちに向かって走り出した。


アキラと一緒に居たい…。


ハァー。

ハァーー。


肩で息をするあたしはアキラんちの前。


大きく深呼吸しても、心臓はハイスピードで鼓動する。


と、その時。


「アリサ。」


学ランを着たアキラの姿があった。


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