桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜



いまだに涙ぐんで深影に怒る音祢をしばらく私は見つめた。



なんでコイツはこんなに泣きそうなんだ?


自分が傷ついたわけじゃないのに……




コイツの心が、分からない……





そのあと、私たちは情報屋の元へ戻った。



そして、急いで瞬馬で神徒の本拠地に帰った。



深影はというと、思った通り重傷で、やなじぃが自室で手当てをすると言い、深影とともにやなじぃの部屋へ行ってしまった。




これで、あっけなく私の初任務は終わってしまったのだが





この初任務で、私自身がとても無力な存在だということと





コイツら一人一人が心に何かを隠していることに気づくのだった。





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