桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
「まぁ、それだけの話だけどね」
いつの間に食べ終わったのか知らないが、初花は空になったどんぶりを乗せたおぼんを持って立ち上がった。
「でも、深影とやなじぃは私たちには言えない何かを隠してるんじゃないかと私は思う。
まぁ、そのあとを知りたいか知りたくないかはあなた次第よ。それではまたお会いしましょう。龍神の神子様」
そして、妖しい笑みを私に残し、初花は食堂を後にした。
私は自分の部屋に入るなり、布団に倒れこむ。
くそー、変態男のせいでうどんが伸びたではないか
初花の話を聞いた後、その話が気がかりで気づいた時にはうどんはぶよぶよに伸びてしまってたのだ。
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