桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
「・・すまないが、お前と手を交わすことはできない。」
その言葉に目を大きくするお爺さん。
音祢もきょとんとした顔で私を見つめる。
でも私は、信用出来てない奴に手を交わすほどお人好しではない。
「まぁまぁいいじゃん、別に!!」
すると重い空気の中、さっきまで桜の花びらの山にいた深影がお爺さんと私の間に現れた。
「きゅ、急に現れるな!!びっくりするじゃろうがッ!!」
お爺さんは突然の出現に顔を青くし、心臓に手を置いて鼓動を抑えようと必死だった。
だが、深影は「えぇ〜」と間延びしたような口調でいて、全然悪びれた様子はない。
「そんなことよりさ〜、早く藤姫様の所に案内してよ。」
その深影の言葉に思い出したかのようにポンと手を打つお爺さん。
「おっと、そうじゃったそうじゃった。では、わしについてきなされ」
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