桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
部屋の中に入ってみると、表の障子とはまた違う派手な装飾の障子が開いたままいくつも続いていた。
その突き当たりに誰かが壇の上に座っているのが見える。
あれは、もしかして・・・
「あそこにおられるのが藤姫様じゃ。わしはここで見張りを続けとるから、お主らだけで参られよ」
さぁさぁとお爺さんはそう言って、私たちを急かす。
ゆっくり行きたいのを急かされた私は不機嫌になりながらも、先頭になって前へと歩き出した。
それにしても、本当に派手だな…
私は辺りを見回しながら派手な障子を通り抜けると、やっと藤姫様の姿が鮮明に見えてきた。
その姿を見た私は驚いて、目を大きく見開く。
「どうかなさいましたか?」
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