地図にもない場所へ



「お前入学早々モテまくりだなぁ…俺は全然だ!」




教室に行くあいだ哲哉は羨ましそうな顔で俺を見て来た








俺よりもお前のほうがモテてるっつうの…









「…しらね、ほら、教室ついたぞ。」











…っと








ゆっくりしすぎた…








教室では既に担任が自己紹介していた






勿論全員着席している…








「やっば…どうするよ龍…」






「どうするってお前…突入しかねぇだろ…」








俺と哲哉は覚悟を決めて教室のドアを勢いよく開けた




「おっはようございまーっす!!」








…馬鹿か








俺は一瞬しらけた教室の空いた席を探して座った






< 4 / 34 >

この作品をシェア

pagetop