ダイスキ熱愛先生！～溺愛教師の不純!?な個人授業～

お粥のことがきっかけとなったのか、思い出したようにあれこれ小言が止まらない桐島と賑やかな朝食を済ませた。
こんなに楽しい朝食は初めてだ。



｢今日は学校休めよ？つーか、芝内先生にはもう言ってあるから｣

｢……相変わらず強引ですね｣

諦めの表情でため息をつく桐島に笑う。


本当なら、今日は俺も一緒に休んで付きっきりで看病するつもりだったが、思いの外桐島の回復が早く、その必要がなくなった。

なので、この後は桐島を自宅に送りそのまま出勤する予定だ。


寂しいけどしょうがない。

……このまま、ここで2人一緒に暮らすことができたらどんなにいいだろうか。

2人で過ごす幸せを知った今、とてつもない寂寥感が胸を占める。