ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「友達とどっか遊びに行ったりしねぇのか?」

「……友達、少ないから。学校の外で会う子はあんまりいない…」


そうだった。
桐島は友達が多いタイプではなかった。

それなりにクラスで話す子はいるみたいだが、真面目で秀才、常に冷静で落ち着いた雰囲気が、皆からしたら近寄り難いのかもしれない。

確かに無表情なことが多いが、話せば楽しくて、笑った顔なんか見惚れるほど可愛い。
桐島の魅力に気付いてない奴が多すぎる。



………いや、今は気付いてもらっちゃ困る!敵が増える!清川だけで十分だ。


俺が、俺だけが気付いていればそれでいい……。


優しく微笑みかけると、桐島は首を傾けて不思議そうな顔をしていた。


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