ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「美味しかった〜」

見事キレイに完食した桐島が、ごちそうさまでした、と手を合わせている。




「先生、いつもこういう所でご飯食べてるんですか?自分で作らないの?」

食後のお茶を飲みながら、桐島が聞いてくる。

「そうだなぁ……全然作らねぇな」

自炊できないこともないが、1人だと面倒で作る気がしない。


「だからウマい店いっぱい知ってるぞ。また色々連れてってやるよ」

俺の誘いの言葉に桐島は困ったように笑う。

「先生人気者だから、他にもたくさん連れて行く子がいるでしょ?大変そうだから、私はもういいです」


桐島の言葉に箸を止めた。


……桐島は何か大きな誤解をしているみたいだ。
他の生徒もこうして連れて行ってると思ってるのだろうか……?


「桐島しか連れて行かない。他の生徒にはこんな事しねぇよ。
……お前だけ」


遠慮がちにしている桐島の目を見た。
……いい加減、気付いて欲しい。


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