ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
何にしよう…と、しばらくメニューを見て悩んでいた桐島だったが、結局俺と同じサバの味噌煮定食にした。



「うわ〜!美味しそう!」

程なくして運ばれてきた定食に、桐島が目を輝かせる。

「だろ?実際うめぇから」

はい、と割り箸を渡し、いただきます、と2人一緒に食べ始めた。



「美味しい〜!」

味噌煮を一口食べた桐島が顔を綻ばせる。

本当に美味そうに食べるその姿が嬉しくて、定食そっちのけで桐島を見つめてしまう。



「……可愛いなぁ、桐島」

…あ、やべ。
思わず声に出てしまった。


俺の声は当然隣の桐島に届いており、食べていた箸を止めてケホッケホッとむせている。

「か、からかわないでください!!」

赤い顔で俺を睨む桐島に、

「本当のこと言っただけだ」

と、誤魔化さず正直に言ったら、さらに赤い顔で

「やめてください!!」

と、怒られた。



こうして、桐島の表情をいろいろと引き出せていることに、また嬉しくなる。


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