ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「えっ…と、…い、いや…あの…」

出だしから見事に失敗したため、しどろもどろでテンパってしまう。
そんな俺に対して、桐島は冷静に、

「……ここじゃなんですから…どうぞ中へ」

と、家の中に招き入れようとした。



……えぇっ!?中にっ!?

普段の俺なら、簡単に男を家に入れるんじゃない!と説教するところだが、あいにく、そんなこと言える立場じゃない。


「お、お邪魔します…」

動揺しながらも素直に足を踏み入れると、リビングへと通された。


カッチカチに固まってソファーに座り、お茶を入れてくれている桐島を見つめていた。



こんなところに住んでるのか、とじっくり観察する余裕もない。


< 210 / 479 >

この作品をシェア

pagetop