ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
啄ばむように繰り返していたキスは次第に深く…。その衝動に流されるまま、ぐいっと身体を抱き寄せた。


「結衣…」


唇を離し、俺たちの間を隔てる結衣の眼鏡を外した。結衣の表情を見れば、ぼうっと惚けているような顔をして瞳を潤している。


そんな結衣に微笑みかけ、もう一度軽くキスを落とし、その柔らかな唇を舌で撫でた。


その瞬間、結衣の身体がビクッと跳ねる。

僅かに開いたその隙間を逃さず、舌を侵入させ、口内を優しく探った。


「…んっ!」

初めての深いキスに、腕の中の結衣が再び跳ねるのを感じた。なるべく怖がらせないように、可能な限り優しく、そして徐々に深めていく。


結衣は小さく震えているが、拒絶はしない。それをいいことに、さらにぐっと深く舌を押し入れ、歯列をなぞり、怯えたように逃げる舌を奪うように絡めとった。

時折漏れる結衣の甘い吐息に身震いする。

目の前の彼女に溺れ、拘束する腕の力を少し強くした。逃げられないように、後頭部に手を差し込み隙間なく抱き寄せる。

おそらく、結衣は何も考えられてないだろう。必死で俺のシャツを握り締めている。

……もっと俺にすがり付いて欲しい。

そんなことを望みながら、結衣の身体を縛りつけた。


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