ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
腕の中で安心したように眠る結衣にもう一度ゆっくり口付けを落とし、その身体を抱き締め直した。


…早く起きねえかな。

あどけない表情で眠る結衣は確かに可愛いが、やっぱり起きている方がいい。

再び触り心地のいい髪を梳きながら、その頭にキスをする。


思えば、こうして誰かと同じベッドで一夜を明かすのは初めてだ。

今まで数え切れないほど男女関係を結んだことはあるが、コトが終われば帰らせるか、自分が帰っていた。他人と同じ空間で一緒に寝るなんて耐えられなかった。とことん最低な奴だと自分でも思う。


今となっては結衣にベッタリな自分に苦笑した。

ある意味怖い。自分の独占欲と執着心がいつか結衣に負担をかけないかと。日に日にその想いは増している。現に今も、腕にあるその感触に身体は反応していってる。


結衣のうなじや胸元に顔をうずめるように移動させ、所々きつく吸い上げた。

同時に、手はその身体を這い出し、柔らかな曲線を確かめるかのように徐々に下におりていく。


昨夜、散々堪能したというのにまだまだ足りない。

「……」

さすがに、まずいだろうか…?そもそも結衣はまだ寝てるし…。いや、でも、この状態で襲っても結衣は文句言えないだろう…。

手は休むことなくしばし考えていると、結衣が「ん…」と身じろいだ。


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