ひまわり。
「美麻ぁ〜〜きいてっ!」





甘ったるい声で私を呼ぶのは、私の親友神崎 結衣(かんざき ゆい)。

かわいくておしゃれで小柄な子。
私とは正反対のモテ子ちゃん。







「昨日和樹と喧嘩してさぁ〜」




和樹とは結衣と将来を誓いあった彼氏。





「また喧嘩!?今度はなんで?」





「和樹の家に遊びに行こうとして電話したら、後でかけるとかいって知らない女と買い物いってたんだよ!!絶対許せない!」




「今回は結構深刻だね〜」







「だよね!!!絶対ゆるせない」





_毎日結衣に和樹君の愚痴や惚気をきかされる日々。こんな生活も嫌じゃない。


ただ...惚気話をきくたび裕也を思い出してしまうのはなんで?





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