屋根ウラの天使




「ボクたち、

また会えるぞっ



カミサマが、そう言った」



そう言うと

今度は振り返ることなく

天使は飛び立った

逃げるように早く。


天使も、私との別れを

寂しいと思ってくれたんだね。

離れがたい思いを断ち切るように

速く速く

高く


天使は夜空に吸い込まれていった。


途中までは天使の輪っかの光を追っていたけど

まもなく、

きらめく星の1つになった



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