指折り★Holiday




休みが終わって欲しくない。




ずっと家にいたいなんて思うの、
すごい久しぶり。



ずっと休みが続けばいいのに。







そんなあたしの願いも虚しく、
2回寝たら、もう月曜日。





重ーい足を引きずって、
今日も遅刻ギリギリで学校到着。





あー、もう3分で本鈴鳴るなー。


もういっそのこと、
わざと遅刻して謹慎になろうかなー。




そんなことを考えながら、
だるんだるんと、廊下を歩く。




職員室の前を通ったとき。






――――ガラガラガラ・・・




タイミングよくあたしの目の前で、
ドアが開いた。




出てきたのは先生ではなく、
ハッデーな髪の色をした男の子。





・・・・・・・チャラ男だ。


< 102 / 122 >

この作品をシェア

pagetop