恋愛歴、中卒です。
***瑠美***



『…あの、尾崎クン!』



尾崎クンは『はっ』として振り向いた。

たぶん前カノの事、考えてたんだよね…

なんでアタシって人の心読めるんだろう。



『っあ…なに?』



でも、今はできるだけ、心の中は読みたくない…

なんか、アタシって尾崎クンの同情してない?


『あのさ…彼女とは、取り戻したいとか…思わへんの?』



けっこう勇気いるものだった…



『…思わへんよ…だって、好きな子…おるしな。』



そっか…でもなんとなく尾崎クンの笑顔が引っかかった…

何も感じなかったことにしたかった…

尾崎クンをこれ以上知ってしまったら本当に

同情どころで済みそうではなかったから・・・



『好きな人か…良かっ…』
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