太陽とひまわり
「朝話したろう?

 朝ぶつかった子を探してるんだよ」


「ふ~ん・・・

 でも学年も名前も分からないようじゃ、

 探しようないじゃん」



そんなことは百も承知だ!



「いいんだよ。

 いつか会えるかもしれないし、

 それに・・・」


「それに?何?」



俺は、言葉を濁した。



(正直、会った所で

 どうしたらいいのかわからない。)



「いや、何でもない」



「…?そうか、

 じゃあ意中のハートちゃん探すの

 頑張れや!

 俺は昼寝する」
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