アイドル様の秘密☆
「お前俺様を誰だと思ってんだよ!?」
「え、神崎咲虜…」
……
「呼び捨てかよッ!!!」
「え!!あ、ごめんなさい!!
えと、神崎咲虜…君」
「ぐはッ!!!!!」
今まで黙って俺らを見ていたモモが吹き出す。
「璃兎ちゃん最高!!!(笑)」
ヒナも笑いだす。
「え、え!!?」
俺の5センチ前にあるウサギの顔が赤くなる。
本当に肌が白いな。
ヒナといい勝負なんじゃねーか??
ふとそんな事を考えていると。
「あ…あの…ち…近いです。
…離れてください」
俺の目を見ながらウサギが小さく、しかしはっきりとそう言った。
ガーン。
この時の俺にはこの効果音がぴったりだった。
…否定された。