隣人はカメラマン!?～恋光をさがして～

｢・・フランス？｣


｢うん・・留学するなら２年間。卒業するのもフランスだって｣


みんなと離れてしまう。


みんなと卒業できない。

そんなの


｢やだ・・・｣


｢美鈴・・・｣


少し沈黙が流れた。


すると、はるちゃんが口を開いた。


｢俺・・本を出版するのはいい案だと思う｣


｢はる？！何言ってるのよ｣


｢落ち着けよ、麻美。俺、美鈴の本読んだだろ？すごく・・感動した。愛って何なのかとか、自分にとって大切な人について考えさせられた｣


｢はるちゃん・・｣


｢美鈴の夢だって、叶うんじゃないか？｣


｢へ？｣