天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
「この写真…。」


俺が手にしてる写真。

写っているのは、俺が大好きな女の子。
屈託のない笑顔。
見てるこっちまで、自然と笑顔になる。

そして、彼女の隣には俺じゃない男が…。



俺は改めて写真を見る。

高校の時に撮られた、ただの部活の集合写真。

だけど…。


ここだけ、空気が違う。
里緒と永瀬。

なにか、目には見えない絆のようなものを感じるのは、俺の気のせい?



『…俺は、好きだったんだけどな。』



永瀬の言った言葉が、頭の中で反芻する。

あれは、どういう意味なんだ?

2人の関係を知らないヤツが見たって、思うことはただ1つ。


お互い思いあってるって。


< 24 / 129 >

この作品をシェア

pagetop