天使のいいなり~僕と天使と聖なる夜
「クリスマス、一緒に過ごせる?」



里緒だけ、時が止まったみたい。

里緒の驚いた顔。
そして、今度はみるみるうちに頬が赤く染まっていった。



驚いた?
でも、ずっと思っていたことなんだ…。


澄んだ瞳で俺を見る。


あー、もう。
その顔、反則だろ?


思わず里緒に見惚れてしまう。




コクン。

里緒が頷き、そしてゆっくりと顔を上げた。
俺の目の前には、はにかんだ里緒の笑顔が。



クリスマスソングに合わせて、俺の心も躍りだしていくのが分かった。

今年はどんなクリスマスになるんだろう。


大切なキミ。
俺だけの天使と過ごす、初めてのクリスマス…。


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