姫のさがしもの。


「あ…スミマセン!

ぜーんぜん大丈夫です!!」


私はまたグイグイッと
ビールを口に入れた。



「そうですか。

でも…

本当に大丈夫ですか?」


宮岸さんは、
心配そうな顔で

私の顔を覗きこんできた。



顔が近い…


ちょっぴりドキドキ


…なーんて。



さっきの妄想
引きずっちゃったりしてね。



…いやいやいや、

彼氏がいるのに、


何ドキドキしてんだ、私!
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