姫のさがしもの。


“機会があれば”

二人で飲みにでも
いきましょう


そう誘ったことを

やっと思い出した。




社交辞令な返信を

想像していたのに…






この彼からの返信は

ありえない展開だ。




心臓が高鳴る。




先ほどまでの絶望が

嘘みたいに。
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