姫のさがしもの。


すると和泉さんが
さらに訳のわからないことを

中田さんに向かって答える。



「中田さん。

宮岸は、
中田さんをかなり
尊敬していましたから

もちろん、

今までも
御社への営業を

楽しく勤めさせて
頂いていましたよ。


でも…


確かに、

楽しいでしょうね、


これからも!」




首を傾げながら
そのやりとりを聞く私。



すると急に和泉さんは
私の方に向き直した。


そして突然、

質問を投げかけてきた。




「北川さん。

宮岸は空手をやっていましてね。


強い男はどうですか?」
< 27 / 544 >

この作品をシェア

pagetop