姫のさがしもの。


「そんなに

見られたらまずいのかな?

怒られる??」


私がそう聞き返すと

宮岸さんは
ハハッと笑った。


「怒られないよ。

でも、俺らは
競合する広告代理店も
いるだろ?

コンペでうちが今は
担当してるけど

姫夏が贔屓して
うちに決めたとか
思われたら

姫夏がイヤな思い
することになる。

そんなの嫌だから」


そっか。


私、ぜんぜん
そんなこと
考えてなかった。



仕事相手と恋愛するって

実は社内恋愛以上に
大変なのかも。



どこに行くのも
隠れてひっそり
してなきゃ

いけないんだね。



ちょっと寂しいね。
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