姫のさがしもの。


彼はニッコリ笑ったまま、
黙っている。




・・・宮岸さん?




その時…



「・・・っっ!」


私は声にならない
驚きの声をあげた。




宮岸さんがふいに
顔をグッと近づけてきて

…ついに私の
唇の数センチ手前で

ピタッと止まったからだ。





私は反射的に目を瞑った。
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