Self-indulgent.go.go!
あてがわれた部屋はこじんまりとしながらも、それでいてどこか品のよさそうな雰囲気でまとまっていた。
「暫くって、どのくらいだろう。」
必要最低限の物が詰まっているトランクに視線を落としてから、窓から丁度よく見える果樹園にそれを移す。
逃げ出したい現実が、この間までは目の前にあった。
それは確かなもので、どう足掻いてみても、消すことの出来ないあたしの今まで。
母親は常に多忙で、働かない父親に代わって毎日をあくせくと働いていた。
父親は実の娘にも関わらず、あたしを組み敷き犯しては笑っていた。
母親が過労死して、叔母がいることを初めて知った。
父親にはあたしを養うだけの経済力も生活力もなく、また、それだけの気力さえなかった。
「暫くって、どのくらいだろう。」
必要最低限の物が詰まっているトランクに視線を落としてから、窓から丁度よく見える果樹園にそれを移す。
逃げ出したい現実が、この間までは目の前にあった。
それは確かなもので、どう足掻いてみても、消すことの出来ないあたしの今まで。
母親は常に多忙で、働かない父親に代わって毎日をあくせくと働いていた。
父親は実の娘にも関わらず、あたしを組み敷き犯しては笑っていた。
母親が過労死して、叔母がいることを初めて知った。
父親にはあたしを養うだけの経済力も生活力もなく、また、それだけの気力さえなかった。